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IBM i用DB2の機能拡張
いつものように、DB2には多くの新機能が追加されています。それらは、新しく高度なSQL機能と、SQLを使用してIBM iオペレーティング・システムの詳細にアクセスする機能に焦点を当てています。また、DB2 for iはデータセントリックなJSONソリューションのための新機能を提供しており、IBM iの履歴ログとセキュリティ監査の詳細データをSIEMソリューションで利用することができます。ハイライト:
- JSONパブリッシング関数は、データベース・アプリケーション開発者がDB2 for i リレーショナルデータからJSONオブジェクトを構築するために使用できます。この標準に準拠した機能により、データベース・アプリケーション開発者はクエリエンジンを活用してJSONを効率的に構築できます。
- SQLプログラマーは、JSONスカラー関数を使用してJSONオブジェクトを効率的に処理できます。これらの関数は、プログラムでJSONを細かく分解する技法として、既存のJSON_TABLE関数に追加されます。
- HISTORY_LOG_INFO表関数は、IBM履歴ログの詳細をSyslog形式で返すオプションを含むように拡張されています。
- DISPLAY_JOURNAL表関数は、IBM i監査ジャーナル項目タイプのサブセットをSyslog形式で返すオプションを含むように拡張されています。
新しいUSBインストールプロセス

4767暗号コプロセッサーのサポート

IBM iのオープンソース

Nginx:
人気のあるオープンソースのWebサーバーであるNginxは、IBM iオープンソース・ソリューション製品のオプション11として提供されています。 より一般的な情報については、Jesse Gorzinskiのブログ “A Tale of Two Web Servers”を参照してください。もちろん、developerWorksコミュニティーの公開wikisがあります。Eclipse Orion:
Eclipse Orionは、gitとIBM Bluemixの豊かな統合が特徴のクラウドを基盤とするIDEです。これは、5733-OPSのオプション8として出荷されており、今回のTRでバージョン13に更新され、インターフェースと安定性が改善されています。また、Node.js、Python、HTML、CSS、Bash、CoffeeScript、JSON、Less、Properties、SQLなどを含むより多くの言語をサポートしています。さらに!
これは発表の注目すべき領域のほんの一部ですが、お客様の状況によっては、その他のIBM i 7.3 TR3機能に関するリストの中に重要なものがあるかもしれません。- IBM iSave System(SAVSYS)操作に、LANコンソール構成データが含まれるようになりました。バックアップから新しいロード・ソースにIBM iパーティションを再インストールする際、以前は必要とされた複雑な手順がいくつか省かれました
- IBM iは、外部記憶ディスクのサイズの増加をサポートします
- IBM iは、仮想および物理の両方のファイバー・チャネル・ポートで最大127個のデバイスをサポートできます
- IBM i統合Webサービスには、運用管理者とプログラマーが安全かつ確実にAPIを活用するのを支援する高度な機能が追加されています
- IBMは、オープンソース・ライセンス・プログラムで利用できる一連の機能を引き続き拡張し、多くのアプリケーション・シナリオに対応します。これには、オペレーティング・システム、お馴染みのIBM i Accessツール、IBM Bluemixとの新しい統合が含まれます
- Access Clientソリューションは、IBM iユーザー・コミュニティのニーズを満たすために引き続き強化されます
- Rational Development StudioのRPG ILEコンパイラーが更新され、新しいモダナイゼーション機能が加えられました
- Rational Developer for i V9.6は、プログラマーの生産性を向上させる機能に加えて、Eclipseワークベンチの最新バージョンを提供します。IBM Cloud Storage Solutions for i V1.2には、新しい暗号化手法が組み込まれており、データ移動のセキュリティが強化されています
- DB2 Web Query for iには、多くの新しい機能を備えたー先進的な視覚化、使いやすさ、セキュリティ機能―バージョン2.2.1があります
- DB2 Web Query DataMigratorには、シンプルな関数、正規表現のサポートおよびスケジューリング機能の改善が含まれています