連載一覧 Serials
今回はIBM i 実行管理についてご紹介します。。コンピューターでは様々なユーザーが様々なプログラム、データを使って処理を行います。各ユーザーの処理したい業務内容、処理負荷は多様な事が想像できます、その様々な種類の大量の業務処理をすべて円滑に処理するために必要なのが実行管理機能です。
IWSはIBM i OSに標準導入されるアプリケーションサーバー(以下APサーバー)の名称です。かつてはWebSphere Application Serverベース版やExpress版をベースにIBM i にポーティングしたものでした(プロファイルやConfigファイルなどが他OSのWebSpehre Application Serverと共通フォーマットです)。最近ではWebSphere Libertyベースになっています。
今回は、第3回、第4回でご紹介した、メッセージ待ち行列によるIBM i OSに通知されるCPFメッセージ(他)監視のバリエーションとして、Navigator for iのシステム稼働率監視と「メッセージ・モニター」機能をご紹介します。
メッセージ待ち行列によるメッセージ監視とハンドリングをシステム応答リストで行う方法についてご紹介するとともに、メッセージモニター機能をご紹介します。この方法はAS/400 V1から存在している機能でIBM i OSで最も基本的な使用方法の一つです。
ユーザーアプリケーションやシステムプログラムがキャッチした特定のイベントを、メッセージ待ち行列に送出して監視する方法についてご紹介します。IBM i OSのメッセージにはタイプという属性があり、メッセージによって監視可能/不可能が変わります。