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2018.10.30
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IBM i におけるデータ活用の課題をすべて解決!
誰もが手軽にデータを使いこなせる純国産BIツール

IBM i におけるデータ活用の課題をすべて解決!</br>誰もが手軽にデータを使いこなせる純国産BIツール
IBM i に蓄積されたデータへのアクセスには、昔から多くのユーザーに使われてきたQuery/400をはじめ、現在ではIBM DB2 WebQuery、その他多数のBIツールが提供されています。しかし、こういったBIツールを使いこなすためにはITや統計学に関するある程度の専門知識やスキルが必要で、少数のシステム管理者に頼っているのが現実です。この課題をシンプルに解決し、全社規模でのデータ活用を実現する純国産BIツールとして、オムニサイエンスの「PHPQUERY」が注目されています。 <お話を伺った人> 株式会社オムニサイエンス サービス開発部 部長 田中 昌宏 氏 株式会社オムニサイエンス サービス開発部 加邉 真也 氏  

従来型BIツールの壁を払拭するQuery/400に代わる新しい選択肢

経済環境の急速な変化に伴い競争が激化する中で、あらゆる企業にとって急務となっているのは、従来の勘と経験への依存体質から脱却し、客観的なデータに裏付けられた迅速な意思決定とアクションを実現することです。 しかし、ビジネス現場のデータ活用は一向に進まず、エンドユーザーからは「必要なときに、欲しいデータが手に入らない」「帳票にこの項目もあればいいのに」「1か月前のデータを今さら見せられても役に立たない」といった不満の声が聞こえてきます。一方、矢面に立たされるシステム管理者もまた、「急に言われても、忙しくて手が回らない」「セキュリティの問題から、データをそのままの形で公開するわけにはいかない」など、エンドユーザーの要望に応えたくても応えきれない多くの事情を抱えています。 この課題の解決策として普及しているのがBI(Business Intelligence)ツールです。エンドユーザー主導の柔軟かつ自由なデータの抽出や集計・分析を可能とし、客観的なデータに裏付けられた意識決定とビジネスのアクションを促します。 とはいえ、BIツールの導入も決して容易ではありません。多くの場合BIツールを運用するためにはIBM i とは別途サーバー(Windows,Linuxなど)を設置しなければならないからです。BIツール本体だけでなく、IBM i から定期的にデータの抽出・変換・ロードを行うETLツールやセキュリティ対策などの仕組みも整える必要があり、多額のSI費用がかかります。 さらに重い負担としてのしかかるのが、ランニングコストです。昨今、セルフサービスBIと呼ばれるジャンルの高機能な海外ベンダーのBIツールが人気を集めていますが、これらの製品のほとんどはユーザー単位のライセンス体系を採用しています。IBM i の中心的な利用層である中堅・中小企業にとって、BIツールのライセンスを全社員に配布するのは困難で、結局、ビジネス現場のデータ活用は頓挫してしまうのです。 しかし、こうしたBIツール導入の壁も、今は昔のものとなりつつあります。オムニサイエンスが提供する「PHPQUERY」が、これまでのBIツールの“常識”を覆したのです。同社 サービス開発部の部長を務める田中昌宏氏は、「PHPQUERYはIBM i 上で稼働する純国産のBIツールです。Query/400に代わる新しい選択肢として、これまでシステム管理者に属人的に依存していたデータ抽出、データ配布、データ加工に関する煩雑な作業を自動化します」と、そのコンセプトを説明します。  

BIツールを気軽に試してメリットを体感し将来の全社展開にも容易に対応

PHPQUERYの主な特長を俯瞰してみましょう。 まず注目すべきポイトは、PHPQUERYのすべての動作がIBM i のみで完結することです。新たなサーバーはもとより、データベース(SQL Server、Oracleなど)やETLツールなどの追加投資も一切不要となります。 加えてPHPQUERY本体についても、中堅・中小企業が容易に始められるライセンス体系が設定されています。クエリーの作成や編集、社内へのデータ公開といった基本機能については永久に無料で利用することが可能です。より高度なデータ活用を行うための拡張機能のみ有料となりますが、こちらについてもユーザー数は無制限。一定額の月額課金の範囲内で何人でも利用できるのです。「BIツールを気軽に試してメリットを体感していただき、将来の全社展開にも容易に対応することができます」と田中氏は強調します。 では、肝心の使い勝手のほうはどうでしょうか。PHPQUERYのユーザーインターフェースはきわめてシンプルに設計されています。システム管理者が作成(定義)したクエリーが自動的にメニュー化され、エンドユーザーはその中から見たいものを選んでクリックするだけの簡単操作です。あわせて検索条件をすることで欲しいデータをピンポイントに抽出するとともに、その実行結果をWeb画面上で自由に編集したり、直接ExcelシートやCSVデータとしてエクスポートしたりすることも可能です。【図1】 「これによりシステム管理者も、似たようなレポートをその都度作成しなければならなかった煩雑な手間から解放されます。例えば月次売上レポートを1つ提供しておけば、エンドユーザーは『今月』『先月』『先々月』といった具合に自由に条件を変えながら、目的のレポートを見ることができます」と田中氏は訴求します。  

ユーザーから直接ヒアリングした要望をもとに絶え間ない機能拡張と改善を繰り返す

そもそもPHPQUERYは、どんな経緯から誕生したのでしょうか。オムニサイエンス サービス開発部の加邉真也氏は、次のように振り返ります。 「私たちはPHPとRPGを融合したWeb化アプリケーション開発を強みとし、数多くの受託開発を手がけています。そうした中でIBM i ユーザーのお客様から聞こえてきたのが、『似たようなクエリーの定義が、部署や役職別に無数に乱立して苦労している』といったデータ管理・活用に関する課題だったのです。では、これを解決する身の丈にあったソリューションがあるかというと、それも見つかりません。ならば自分たちで開発することが一番の近道であり、お客様の要望にダイレクトにお応えできると考えたのがきかっけです」 こうして開発されたのが、2014年にリリースされたPHPQUERYの最初のバージョンです。データベース(DB2 for IBM i )からデータをCSV形式で抽出する、他社製のエクスポートツールにアドオンして利用するものでした。 そして2016年9月にリリースしたバージョン2で、オムニサイエンスの100%自社開発による独自の高速エンジンを搭載したPHPQUERYの原型が完成。「その後もお客様から直接ヒアリングした要望をもとに、絶え間ない機能拡張や改善を行い、現在のバージョン4.1.8に至りました」と加邉氏は話します。  

最新版PHPQUERY4.1.8に実装された主要機能とその特長

PHPQUERYの最新バージョンをより詳しく掘り下げてみましょう。そこに実装されているのは、次のような主要機能です。
  1. Query/400ライクなクエリー定義作成 IBM i に蓄積されたデータへのアクセスで標準的に用いられているQuery/400とほぼ同様の方法で、Web画面からクエリーを設定することが可能。ここで作成されクエリー定義がエンドユーザーのWeb画面にメニューとして表示されます。
  2. SQL直接記述によるクエリー定義作成 クエリー定義をSQL文で記述し、保存することが可能。SQLを熟知したシステム管理者の作業効率を向上するとともに、社内に大量に蓄積されているSQL資産を有効活用することができます。また、属人化しがちなSQL文がクエリー定義に変換されることで、実行内容が誰にでも分かりやすい形に見える化されるというメリットもあります。
  3. ExcelやCSVへエクスポート エンドユーザーは照会したデータに対して、「昇順/降順にソート」「カラムの表示/非表示」「列の入れ替え」などの操作を行うことが可能。さらに絞り込んだ任意のデータを、ExcelシートやCSVにエクスポートすることも可能です。
  4. クロス集計/グループ集計 任意のグループ項目を縦軸・横軸に指定し、さらに集計したい項目を集計値に指定することで、簡単にクロス集計を行うことができます。また、集計値を使った計算式による結果を表に加えることも可能です。
  5. グラフ/ダッシュボード クエリー定義に対してグラフを指定することで、最新データを棒グラフや円グラフなどリアルタイムにグラフ表示することが可能。また、これらのグラフをWeb画面の任意の場所にレイアウトし、自分なりのダッシュボードを作ることができます。
  6. クエリー連携(ドリルダウン)/明細詳細画面 クエリー定義間のリンク機能を設定することで、任意のデータからダイレクトに関連情報を照会することが可能。これにより擬似的なドリルダウンやドリルアップを実現しています。また、ノンプログラムで明細詳細画面を作成することも可能です。
  7. スケジュール実行/メール配信/IFS出力 クエリーをスケジュールに従って自動実行し、同時にメール配信できます。随時、毎週、毎月、一定間隔など、複数のスケジュールを登録することも可能です。さらにスケジュール実行した結果は、一覧から選択することで過去にさかのぼって確認することができます。
  8. 5250コマンド/URLパラメータ連携 HTMLフォームやURLリンクなどで、PHPQUERYのクエリー実行処理を呼び出し、結果のみを表示できます。他のWebシステムやアプリケーションとの連携や組み込み開発が可能となります。
  9. CL/RPGと連携してデータ抽出 クエリー実行前後に、CL(コマンドライン)を呼び出すことが可能。これによりRPGや既存のクエリーのアウトファイルを連結するなど、複雑なデータ抽出や編集にも柔軟に対応することができます。【図2】
  10. 多言語対応 言語マスターを追加することで、ユーザーごとに表示する言語を変更できます。
  11. セキュリティ対策 部門間や役職間で見られたくないデータを保護するため、下記のようなセキュリティ対策に対応しています。 【ログイン関連】 ・ユーザーID、パスワードによるログイン認証 ・パスワードの暗号化対応 ・パスワードの有効期限管理 ・パスワードの入力ミスによるログインロック 【ログ関連】 ・ログイン、定義実行、ダウンロードまでのアクセスログ管理 【その他】 ・ユーザーごとのエクセル、CSVダウンロード制限 ・ユーザーごとのダウンロード項目(データのカラム)の制限
なお、PHPQUERYには「FREE」「BASIC」「ADVANCE」「PREMIUM」「ENETRPRISE」の5つの料金プランが用意されており、使いたい機能によって選択します。【図3】

レポーティング機能の強化と周辺データの集約が今後のテーマ

もちろん今後に向けても、PHPQUERYのさらなる進化が続いていきます。オムニサイエンスはさまざまな機能拡張の構想を描いているのですが、そのひとつとして検討を進めているのが「レポーティング機能の強化」です。 「現時点ではWeb画面に集計表を表示したり、Excelにデータをエクスポートしたりといったシンプルな機能しかサポートできていませんが、お客様からはより高度な帳票出力にも対応してほしいというご要望が寄せられており、PDF変換を含めてできるだけ早期にお応えしたいと考えています。また、細かい機能としては、部門や階層別の標準ダッシュボードの配布、デジタルサイネージへの展開なども進めていく計画です」と田中氏は話します。 さらに、PHPQUERYをプラットフォームとしたデータ活用の対象範囲を拡大していくことも大きなテーマです。 「お客様が活用したいデータは必ずしもIBM i のみに格納されているわけではなく、他の社内システムやエンドユーザーのPCなどにも分散・散在しています。これらのデータをPHPQUERYに集約し、一元的な活用や管理を実現すべく、さまざまなデータソースに対するコネクタを整備し、順次提供していきたいと考えています」と加邉氏は話します。 繰り返しますが、お客様の要望ありきで機能を拡充していくことが、PHPQUERYの一貫した開発思想です。「国産BIツールならでは、お客様のかゆいところに手が届くような新機能を追求し続けます」と田中氏は語り、IBM i ユーザーにおけるデータドリブン経営の実現と、ビジネス現場のアクションのスピードアップを後押ししていく意向です。

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