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2022.11.16

【OSS】第3回「ソフトウェア開発用にオープンソース・ソリューションを選ぶ5つの理由」

【OSS】第3回「ソフトウェア開発用にオープンソース・ソリューションを選ぶ5つの理由」
ソフトウェア開発用にオープンソース・ソリューションを選ぶ5つの理由

IBMのスティーブ・ウィル氏が言う「次世代アプリ(Next Gen Apps)」という概念にも見られるように、IBM iのアプリ開発におけるオープンソースの存在はRPGと共にもはや欠くべからざる要素になりつつあります。そこで今回は、オープンソース利用の基本に立ち返り、オープンソース利用の利点に関する記事をお届けします。(編集部)

アプリ開発用のオープンソース・ソフトウェアの利点のお陰で、次のプロジェクト用にオープンソース・ソフトウェアを選択するのは、いともたやすいことです。 ソフトウェア開発にオープンソース・ソリューションを選択する5つの理由をご紹介します。

06/16/2021 タイラー・ボイキン

オープンソースはソフトウェア開発業界に革命を起こしました。 オープンソースとは、作成されたソフトウェアが誰でも使用できるという許諾の下で公開されることを意味します。 コードもソフトウェアと一緒に配布されます。 世界で最も一般的に使用されているソフトウェアシステムのいくつかはオープンソースです。 たとえば、Firefox ウェブブラウザは、全世界で最も広く使われているオープンソース・プログラムの1つです。

このソフトウェア開発モデルには、他の代替手段に比べて幾つかの利点があります。 主なものは、オープンソース・ソフトウェアの費用が通常無料であり、同じ機能のコードを自分流のやり方で書き直すことなく、独自のソフトウェア作成を可能にすることです。

ソフトウェアエンジニアがプログラムを開発するときに、他の人が使用できるようにソースコードを提供することを選択できます。 これはLinux OSでうまくいったやり方です。 誰も一銭もお金を払わずにLinuxカーネルとソースコード全てをダウンロードできます。

オープンソースの主な利点は、わずかな費用で独自のプログラムが作成できることです。 アプリの開発が合理化され、世の中にある多くのオープンソフトウェア・ソリューションを利用して、比較的素早く立ち上げて稼働させることができます。

オープンソース・ソフトウェア vs 他のソフトウェア

オープンソース・ソフトウェアの開発は、他のソフトウェア開発方法とは大きく異なります。 主な違いは、ソースコードの使用と許諾権にあります。 オープンソースであっても、知っておく必要のある様々な許諾があります。

通常一般的な違いは、ソフトウェアとソースコードで何をしなければならないかにあります。 最も寛容なオープンソースの許諾では、そのオープンソースコードからソースコード非公開のソフトウェアを作成できます。 ただし、GPLのような許諾では、ソフトウェアをオープンソースとして公開する必要があります。

選択するモデルは、コードをどの程度秘密にする必要があるか、およびインストールするソフトウェアを公開するか、サービスとして公開するかによって異なります。 ある種類のアプリ開発では、ソースコードを非公開にしておく必要があります。正しい決定を下すために、様々なオープンソースの選択肢を評価する必要があるのはそうした理由によります。

オープンソース・ソフトウェアには、競合上常にいくつかの利点がありますが、用心するべき幾つかの欠点もあります。 これらの欠点があなたにとって重要かどうかは、あなたが何をしようとしているかに依存します。

オープンソース・ソリューション選択の理由

アプリ開発用のオープンソース・ソフトウェアの利点のお陰で、あれこれ考えなくても次のプロジェクト用にそれを選択できます。 ソフトウェア開発にオープンソース・ソリューションを選択する5つの理由は以下のとおりです。

1. コスト効率の高さ

最大の利点は、オープンソース・ソフトウェアが通常は無料だということです。 その上、この無料のソフトウェアで得られる品質は、市販の代替ソフトウェアに比肩します。 高品質のソフトウェアを無料で入手すると、時間とお金を使って他のことが行えます。 あなたは、自分が抱えているビジネス上の問題を解決するためにもっと多くの時間を費やすことができます。

また、(使用しているバージョンの要件上、他のバージョンの製品を購入する必要がある場合)ベンダーロックインもありません。 通常オープンソース・ソフトウェアは、多くの異なるプラットフォームで実行されます。 それは、あなたに自分の特定のニーズに合うプラットフォームを見つけるための選択肢を与えます。 それは、あなたがより安い選択肢を選ぶことができるという理由で、多額のお金を節約することも意味します。

2. セキュリティと透明性

オープンソース・ソフトウェアは世界に開かれています。 誰でもウェブサイトにアクセスし、オープンソース・ソフトウェアのソースコードをダウンロードできます。 これは、以前に多くの人がセキュリティの問題を見たことがあるので、そのことについて心配する必要がないことを意味します。 活発に活動しているコミュニティがソースコードの作成中にソースコードを確認しているので、セキュリティの問題は修正されています。

また、品質の良し悪しを知るために、ソースコードを見ることもできます。 ソースコード非公開のソフトウェアでは、開発者がどのようにして成果を達成しているのか決して分かりません。 彼らは、将来バグやその他の問題を引き起こす巧妙な技を使用している可能性があります。 オープンソース・ソフトウェアでは、ソースコードのあらゆる行を調べて何が起こっているのかを判断できるので、その問題に悩まされることはありません。

3. 統合の容易性

ソースコードにアクセスできるので、商用ソフトウェアに比べて非常に容易にオープンソース・ソフトウェアを統合できます。 商用ソフトウェアでは、開発者のところに行き、統合機能の開発を要求しなければなりません。 あなたは彼らの為すがままで、統合機能がどの程度優れているかは決して分かりません。 プラットフォームがサポートされなければならない場合、開発者がそれに対応するまで数週間またはそれ以上待つ必要があります。

オープンソース・ソフトウェアを使用すると、統合開発をオープンソース・ソフトウエアの経験豊富な会社に容易にアウトソーシングできるので、それが簡単になります。 このようにすることで、開発されたソフトウェアを統制できます。 将来、開発された統合機能を他の人々に提供する可能性があるかも知れません。 いずれにせよ、あなたはもっと速く動き、ソフトウェア開発に費やすお金を減らすことができます。

4. 品質

オープンソース・ソフトウェア・ソリューションを他の代替手段よりも優れたものにしているのは、それらを見ている目の数です。 通常、オープンソース・ソフトウェアは何千人もの開発者が積極的にソースコードを調べて、これに変更を加えています。 これは、最良の変更だけがソフトウェアの最終バージョンに受け入れられることを意味します。 また、オープンソース・ソフトウェアの脆弱性とセキュリティリスクがもっと少なくなることも意味します。

もう1つの大きな利点は、ソフトウェアを改善できることです。 問題を見つけた場合、オープンソース・ソフトウェアの経験豊富な会社に容易に開発をアウトソーシングできる可能性があります。

5. ソースコードの利用可能性

オープンソースで完全なプログラムを利用できます。 コードをダウンロードして、ソフトウェアを自分で構築できます。 また、それを使って特定のニーズに合わせて変更することもできます。 最終的には、オープンソースによって所有コストが低くなり、あるものがどのように実装されているかを学ぶのに役立ちます。 将来これらの知識は、もっと優れたソフトウェアを構築するのに役立つ可能性があります。

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