2022年12月20日
IBMは、IBM Electronic Fix Distribution (EFD) / IBM Electronic Customer Care (ECC) / IBM Fix Centralシステムにおいて、2023年2月15日に暗号化されていないフィックスのダウンロードのサポートを停止することを発表しました。これはユーザーのプライバシーとセキュリティを改善し、IBM ITセキュリティ基準への準拠を強化するための措置で、2月15日以降、暗号化されていないフィックスのダウンロードフローは許可されなくなります。
この変更により影響を受ける可能性のあるフィックス取得システム/ツールは以下のものになります。
- IBM Fix Central website
- IBM Installation Manager tool
- Hardware Management Console (HMC) appliance
- IBM i Send Program Temporary Fix Order (SNDPTFORD) command
- Service Update Management Assistant (SUMA)
- IBM ToolsCenter suite
- IBM Bootable Media Creator (BoMC) utility
- IBM UpdateXpress System Pack Installer utility
- IBM Systems Director
- IBM Electronic Service Agent
- IBM Tape Diagnostic Tool (ITDT)
したがってIBM i やAIXに適用するPTFを入手する際には、2023年2月15日以降はプロトコルの暗号化が必須となります。
現在すでに暗号化プロトコルを利用されている場合は問題ありませんが、暗号化されていない修正プログラムダウンロード用プロトコル(HTTP、プレーンFTP、DDPなど)を使用している場合は、2月15日よりも前に暗号化されたプロトコル(HTTPS、SFTP、FTPS、DDPSなど)に必ず切り替えてください。
現在IBMの修正ダウンロードサーバーは、HTTPS、SFTP、FTPS、およびDDPSといった安全なダウンロード・プロトコルをサポートしています。 安全なプロトコルがあることを確認し、既存のジョブ、スクリプト、またはツールを含む手順を更新して、安全な修正ダウンロード・プロトコルを使用するようにしてください。
このプロトコルの切り替えにサポートが必要な場合は、IBMサポートウェブサイト(https://www.ibm.com/mysupport/)を参照ください。
原典:【IBM Support】IBM Electronic Fix Distribution / IBM Fix Central systems will end support for unencrypted fix downloads
https://www.ibm.com/support/pages/node/6837885?myns=swgother&mynp=OCSWG60&mync=E&cm_sp=swgother-_-OCSWG60-_-E