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「ホストコンピューターからの脱却! ITモダナイゼーション セミナー / 日本貨物鉄道株式会社様 お客様事例」セミナーレポート


2017年6月16日、JBCC株式会社(以下、JBCC)が主催する「ホストコンピューターからの脱却!ITモダナイゼーション・セミナー」が開催され、国産メインフレームなどのレガシーシステムを利用中のお客様が抱える課題とその解決策としてのITモダナイゼーションが紹介されました。

「運用コストの削減」、「将来性の不安の解消」、「最新技術への対応」について、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)様におけるITモダナイゼーションの詳細な事例を中心に、お客様の視点に立った実践的なノウハウが詳しく説明されました。

ITモダナイゼーションを実現するための選択肢や検討の進め方など、レガシーマイグレーションを成功させるためのヒントが満載の4講演をiCafe編集部がレポートします。

セミナープログラム

『国産メインフレーム・システムの現状とIBM i のご紹介!』
~リスクの少ない移行を実現するために~
日本アイ・ビー・エム株式会社
サーバーシステム事業部 営業開発
大島 雅行氏

お客様事例ご紹介『さらばレガシー! メインフレームからPower Systems(IBM i )へ!FRENS(フレンズ)コンバージョンへの道!課題解決の実践紹介!』
日本貨物鉄道株式会社
経営統括本部 情報システム部 部長
兒玉 道昭氏

『事例100社に学ぶ!システムを蘇らせるモダナイゼーション成功のポイント!』
JBCC株式会社
さらばレガシーセンター センター長
板垣 清美氏

『超高速開発とJBCC取組み』
JBCC株式会社
SIイノベーション事業部 シニア・テクニカル・アドバイザー
高橋 俊夫氏

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『国産メインフレーム・システムの現状とIBM i のご紹介!』
~リスクの少ない移行を実現するために~

今回ご紹介する4セッションの最初となる本セッションでは、日本アイ・ビ-・エム株式会社の大島氏が登壇。国産メインフレームとオフィス・コンピューターの現状を解説し、レガシーシステムをマイグレーションする際の考慮点とIBM iの稼働するIBM Power System の優位性について説明しました。

はじめにレガシーマイグレーションが必要とされる背景について下記の3点について触れました。
●プログラムやインフラのレガシー化
-プログラムがスパゲティ構造化し、保守や新規の開発生産性が著しく低下している。
-使用中のメインフレームが老朽化し、将来計画が描けない。
●システムの属人化
-システムを開発した担当者や運用担当者の退職が近づいている。
-技術者のスキルがオープン系にシフトしている。
●ITコストの削減が困難
-国産メインフレームの技術革新が進まず価格性能比が向上しない。
-関連固定費が下がらない。

昨今では、上記の3つに加えて、モバイルの活用や、基幹系システムに蓄積されたデータを分析してビジネスに活用することが、動機になっていることを説明しました。

課題の一例として、基幹系システムとそれを取り囲む多数のRDBの存在が挙げられました。多くの国産のメインフレームで使用されているネットワークDB(NDB)に蓄積されたデータを、周辺系のシステムで活用するために、数多くのRDBクローンサーバーが構築されています。自部門の最適化を進めた結果、企業全体のシステムの肥大化を招く結果になると共に、授受されるデータの多くが夜間バッチによるもので前日のデータというケースが多く、鮮度の高いデータをリアルタイムで活用することができないというものでした。

また国産のメインフレームとIBMのサーバーの性能について触れました。IBMは数年に一度のペースで大きく性能を向上させています。この性能向上により1台のサーバーで、従来の基幹システムに加え、インターネット環境、モバイル、ビッグデータ分析などの幅広い業務をカバーすることができます。これらの先進技術を活用することでIBM iを搭載するPower Systemは、過去29年間変わらない設計思想を踏襲しながら、絶えず進化を続けています。

次に、レガシーマイグレーションを実現する際の移行の注意点について紹介をしました。システムの互換性と移行作業の観点から、文字コード変換、外字の扱い、データベースのRDB化、セキュリティ対応について考慮する必要について説明をしました。IBM iは、文字コードが多くのメインフレームと同じEBCDICを採用しているため、データの変換が容易になり、安全に移行できます。またIBM iに搭載されるDB2は、従来のCOBOLファイルのI/Oに加えてSQLからのアクセスも可能となります。

プラットフォームの観点でx86サーバーとの比較の説明がされました。x86サーバーの場合には対応するハードウェアとソフトウェアが多岐にわたるために、自由度が広がる反面、組み合わせ検証のためのお客様のテスト負荷が増加します。IBM iは、独自の実装により高いセキュリティが実現されていること、パフォーマンスが自動的に最適化されること、オールインワンのシステムであることからシステム管理が容易で人件費を中心にした運用コストが抑制できるという利点が紹介されました。

最後に新しい使い方としてリアルタイム・データの活用によってビジネスに大きく貢献することに触れました。Watson Analyticsでお客様のデータを分析・可視化、活用の知見を得て、その知見をIBM i上で稼働するDB2 Web Queryに実装することで、より進んだデータ活用を行うことができます。

大島氏は、IBM i への移行で得られるものを次のようにまとめ、Power SystemとIBM i を活用することで、安全確実なマイグレーションが実現されますと力強く締めくくりました。

●安全確実な移行
-お客様の資産を活かしたプログラム・コンバージョン対応
-パフォーマンス向上、コスト削減、省スペース化、省エネルギー化
-強固なセキュリティ、安全性、運用容易性
●柔軟性と使いやすさ
-ブラウザ対応
-モバイル端末からの利用(位置情報、写真/動画)
●基幹系データ活用によるビジネスへの貢献
-リアルタイム・データの利用
-BIツール、エクセルとの容易な連携
●将来性
-長期間にわたる保守サポート
-明確化された製品ロードマップ
-仮想化技術によるサーバー統合
-データのビジネスへの活用

『さらばレガシー! メインフレームからPower Systems(IBM i )へ!FRENS(フレンズ)コンバージョンへの道!課題解決の実践紹介!』

次に、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)様の兒玉氏によるITモダナイゼーションの事例が紹介されました。JR貨物様は、旧国鉄改革で発足した事業体の中では唯一、全国を一元管理して鉄道輸送を行っています。
「当社は7万近いコンテナを所有し、1日に地球約5周分に相当する距離の列車を走らせています。鉄道貨物輸送には、コンテナ1個単位のコンテナ輸送と、貨車1両単位の車扱輸送があり、今回の事例ではコンテナ輸送システムが対象です。」(兒玉氏)

「コンテナ輸送のシステムは、平成6年に稼働を開始したFRENS(フレンズ)と呼ばれる自社開発のシステムです。その後、平成17年にはIT-FRENSと呼ばれるインターネット経由の列車輸送枠予約システムを導入しました。FRENS、IT-FRENSやその他のシステムの導入によりコンテナ輸送のサービスが向上し、システムの処理量も著しく増加した結果、3月や12月の繁忙期ともなるとCPUをほぼ99%使用、約4万回/時にも及ぶリクエストが負荷を大きくし新機能の追加には厳しい状況でした。」と兒玉氏は、サービスの向上とともにシステム資源が逼迫していたことを説明します。

「現行のコンテナ輸送のシステム構成で、輸送力管理・運賃計算といったコンテナ輸送の核となる部分はFRENSが担当しています。FRENSの稼働開始時から国産のメインフレームを採用し、平成24年までに5回の更新を行い、次回のハードウェア更新は平成29年1月に予定していました。」そして、システム更新に際しての課題を以下のように上げられました。

●性能拡張性
現行FRENSは高価格のメインフレームであるため、性能を増強していくためには高額の費用がかかる。
●機能拡張性
現行FRENSのデータベース構造(NDB)では、新たな業務データの追加や新規機能の追加の際に、容量まで含めて再設計が必要であり、変化に応じた機能拡張が容易ではない。
●保守運用性
現行のFRENS及びIT-FRENS&TRACEは、メインフレームとサーバーからなるシステム基盤構成であり、機能の追加や維持管理に二重の投資が必要である。

「更新方針を策定するにあたり、『次期鉄道事業システム検討委員会』を立ち上げ、将来の事業戦略や販売戦略、そのためのシステムのあり方などをユーザーと検討を重ね、FRENSの基本機能はそのままでも、今後予測される機能増強に対応できると判断し、FRENS更新の方針を『コンバージョン』と決定しました。コンバージョンの調査の際に出会ったのがIBM iです。平成25年1月にJBCC本社を訪問し、翌2月に概算見積りの提示を受けました。」
「概算費用が当初想定より安価であり、IBM iを使ったプロトタイプのコンバージョンによる性能検証の結果も良好であったので、RFPを作成して8社に説明し3社から提案を受け取りました。3社の提案書を比較検討した結果、IBM iを使ったJBCCの提案内容を採用することにしました。」と兒玉氏はIBM i (JBCC)採用までの経緯を説明し、採用の理由として以下の7つのポイントを上げられました。

1)マイグレーション費用及び今後10年間の運用コストを比較し最も安価であった
2)IBM iの今後のロードマップが明確で、今後10年は安心して使用可能
3)IBM iは、CPU単体で現行システムの8倍の性能があり、システム全体の要件でもある2倍の処理能力の達成が見込まれる
4)IBM iは、ハードウェアの機器数が少ないために、管理すべき機器数が少なくて済む。また、ほとんどの部品をノンストップで交換可能
5)ウィルスフリーで、セキュリティに関する管理工数が低減される
6)IBM i の取扱いではJBCCが最大手
7)IBM iは、既存の文字コード(EBCDIC)と同じで、移行リスクが少ない

「コンバージョンに関しては、FRENSとIT-FRENSを接続するミドルウェアを変更しないこと、10分未満でバックアップ機に切り替えること、現行機能を踏襲するためのツールの作成や自動運用の仕組みを構築することなどを要件とし、平成26年11月から平成29年1月までの27か月のプロジェクトがスタートしました。貨物列車が運行していないのは年末年始だけなので、本番稼働は1月3日しかなく、スケジュール遅延が許されないプロジェクトでした。」とクリティカルな長期プロジェクトであったことを兒玉氏は説明します。

「コンバージョンの結果、従来のシステムの運用コストが大幅に抑制できる見込みで、圧倒的な運用コストの削減が図れました。また、懸案になっていたCPUの使用率は、従来のほぼ99%から10~14%程度に下がり、30分かかっていたバッチ処理が3分程度で済むようになりました。毎週1回30分のメンテナンス時間は設けていますが、24時間運転を実現し、システム利用者からはとても便利になったと、お褒めの言葉を頂いています。」当初に掲げた性能拡張性と機能拡張性の課題がIBM i により解決され、「今後10年安心して使用できるシステムを手にすることができました。」と述べられました。

「今後はトラックのドライバー不足から、安定した鉄道輸送へのモーダルシフトの流れが加速すると考えられます。実際に輸送量は伸びており、業務を改革しながら、処理性能はまだまだ十分な余力があるので、FRENS以外の用途(ビッグデータやAIなど)にもIBM iを活用していきたいと考えています。」

IBM iを活用したITモダナイゼーションによって、コストの大幅削減と顧客サービスの質の向上を同時に実現したことを、兒玉氏は静かに、そして熱く語りました。

『事例100社に学ぶ!システムを蘇らせるモダナイゼーション成功のポイント』

100システム以上の移行実績を持つJBCCのITモダナイゼーションの進め方と品質向上のポイント、JR貨物様のプロジェクトの成功要因、ミッドレンジサーバー顧客満足度No. 1のIBM Power SystemsとIBM iの秘密について、JBCCの板垣氏が解説しました。

◇ITモダナイゼーションの進め方と品質向上のポイント◇

過去13年間に103社でITモダナイゼーションを実施した板垣氏は、国産メインフレームメーカーの全機種、全OS環境での移行を経験し、すべてのお客様に約束した期日内に、約束したコストで移行できたのは、『自動変換率』がポイントだと語りました。
豊富な移行プロジェクトの実績を通じて蓄積したノウハウをもとに、システム移行にあたって90%以上の自動変換率を実現する為の進め方を採用しています。
JBCCの作業工程は、ソフトウェア資産の調査分析に始まり、機能設計、生産設計、変換実施、テストを経てサービスインに至ります。特徴的なのは、生産設計と変換実施の前に2回のパイロット局面による実機での自動変換率などの品質検証を行うことです。
コンバージョンの対象はプログラムを中心としたシステム資産で、引っ越しに伴う変更をできる限り機械変換ツールLCP(Language Conversion Program)で自動変換することでスピードが上がり、ミスが減少します。コンバージョン成功の鍵はLCPの自動変換率を高めることです。
自動変換率を品質の指標として、変換からテストまでの全行程に対して90%以上の自動変換率を目標にしています。分析ツールを使って、全体を網羅する調査分析を行い命令毎に1:1の関係で、ロジックを変えることなく、変換して移行を実現します。

JBCCでは、契約前に「移行計画セッション」を開催し、現新比較の内容を詰め切ってからお客様と契約するので、基本的には金額が変わらない請負契約を締結します。請負契約の範囲は、シナリオテストまで、コンパイルまでなど、お客様のリソースによって柔軟なご支援が可能です。

◇JR貨物様のプロジェクトの成功要因◇

プロジェクトマネージメント(PM)の視点から、JR貨物様のマイグレーションプロジェクト成功要因を考えると、確固たる方針、徹底した事前準備と検討、テストに尽きます。
ダイレクトコンバージョンを実施するという確固たる方針が貫かれました。具体的には、FRENSとIT-FRENSを連携させるミドルウェアに変更を加えないこと、DBレコードのレイアウトを変更しない(ロジックを変更しない)こと、ジョブスケジューラーなどの運用を変更しないことです。
事前準備における要件の提示と、マイグレーションの準備も周到でした。マイグレーションに必要なソリューション設計を事前に行い、プロトタイプを使った事前検証と、性能検証をマイグレーションの前に実施しています。
JBCCによるシナリオテスト、さらにその後半年間にわたるお客様による徹底した統合テスト/システムテストの実施、何といっても、お客様の中の少数精鋭の担当者がすべてを把握し尽したことが大きな成功要因と言えます。

このようにJBCCでは、マイグレーションの品質を作り込むために、以下のプロセスを設定しています。
1)契約前の段階において移行計画セッションを実施し、不安と漏れを無くす
2)分析ツールを使った機械分析の導入
3)お客様専用のツールを使った自動化を徹底し、ツールの横展開は禁止
4)移行設計プロセスを細分化して設計検証、設計とツールの総合検証の品質検証工程を設定

◇ミッドレンジサーバー顧客満足度No. 1のIBM Power SystemsとIBM iの秘密◇

マイグレーションの成功は適切なプラットフォームの選択にかかっています。
IBM iの性能はメインフレームを大幅に凌駕し、IBM Power SystemsのエントリーモデルのS814でも、CPUの処理能力は1,000MIPS以上、国産大型メインフレームの1コア当たりの性能を上回ります。
この高い性能により、IBM i へのコンバージョン・プロジェクトでは、オンラインやバッチ処理の切り替え前のパフォーマンス・チューニングは一切不要となります。しかもオープンシステムであるため、ERPやオープン系業務アプリケーションも稼働可能な“いいとこ取り“のレガシー・マイグレーションを実現します。

また、IBM iは、アプリケーションは継続して利用が可能で、OSも最新のハードウェアに入れ替える時以外は変更の必要がありません。ハードウェアが長期間にわたり、継続利用が可能な『放置型運用』システムです。セキュリティパッチを適用するような手間もかかりません。つまりTCOが飛躍的に改善されるのです。IBM iに移行から1年程度経過したお客様は次のような感想を持たれます。

●バッチやリランの処理時間が短いので運用が楽
●ファイルオーバーフローの問題から解放された
●稼動中のオンライン端末の追加作業の効率が大幅に向上した
●テスト環境が整備された結果、障害が減少した
●ディスクの再編成が不要になった

IBM iでは、国産のメインフレームやWindowsサーバーでは想像できないほど、開発・運用の生産性が向上します。また、IBM iはオープンなシステムなので、JAVAを利用することなどの新しいテクノロジーを利用することができます。そして、COBOLのプログラムを残したままで、Web対応やスマートデバイスに対応することもできます。

一方、IBM iであまり知られていないことが、ハードウェア化されたRDBです。
例えば、通常のDB2などのDBMSはリレーションをたどるために何十回ものREADを行います。それに対しIBM iはSingle Level Storage(SLS)(単一レベル記憶)といって、64bitの広大な仮想記憶(VS)空間にすべてのデータを配置することにより、DBMSやREADを廃止し、MOVE命令一発で、たった1度のページインでリレーションをたどることができるようになっています。これにより、100バイトレコード長100万件のDBコピーを1秒以内に実行する驚異的な性能を実現しています。

JBCCは、高速で安全・安心のIBM iを活用した、安全で確実なレガシーマイグレーションを実践しています。ITモダナイゼーションの計画の立案段階から移行までをきめ細かくサポートします。

『超高速開発とJBCC取組み』

最後にご紹介するのは、JBCCの高橋氏によるセッション。IBM iの見える化を支える「Xupper」と、超高速開発ツール「GeneXus」による、IBM i のデータやプログラム資産を活かした保守性の高いアプリケーションのアジャイル開発を、デモ・事例を交え紹介しました。

IBM iを活用したITモダナイゼーションでは、部分的な改修(リビルド)とリインターフェースが数多く見られます。JBCCは、「Xupper」を見える化に、「GeneXus」をアジャイル開発用に提供しています。
業務システムのモダナイゼーションを考える際には、機能を中心に考えることが多いのですが、既存の業務を整理して要件を抽出し、次期システムの在るべき姿を定義することが重要です。その際に、ビジネスルールが人の頭の中にだけあって、可視化されていないことが多いのです。そのために、業務フローが変わっていても、古い業務フローのドキュメントしか残っていないというような状況になってしまいます。

JBCCが提供する「Xupper」は、1994年のリリースから22年以上経過した国産のツールです。すべての設計情報を格納することができるリポジトリが提供されます。リポジトリの中には、業務ルールや業務知識、業務フロー、そしてシステム開発に一番大切なデータ項目などの情報が一元管理できます。これにより、仕様変更時の影響調査を容易に行うことができ、仕様書の整合性を保つことが可能となります。つまり、「Xupper」により、業務とシステムの見える化が可能になります。

「GeneXus」は、プログラム開発を自動化、システム化して、アジャイル開発を可能にします。例えば画面系の機能であれば、画面項目を定義するだけで、すぐに画面機能を作成することができ、その場で動きを確認することができます。業務ロジックは簡単なスクリプトで記述しますがCOBOLやRPGが理解できる人でしたら、問題なく理解が可能です。
画面機能作成のワークロードは従来に比べて80%程度を削減することができます。また、帳票やバッチ処理では同じくワークロードの30%程度を削減することができます。特に画面のWeb化やモバイル対応のような用途で威力を発揮します。

JBCCでは、「Xupper」と「GeneXus」を使ったアジャイル開発というだけでなく、開発手法に関しても独自の手法を確立しています。従来のウォーターフォール型開発では、要件定義と設計フェーズまではお客様と一体となって作業しますが、プログラム開発を始めると数か月はお客様と離れてしまうことが一般的です。そのために、お客様不在の開発による品質低下や手戻りの多さが問題になっています。JBCCが考えるアジャイル開発は、お客様と共に作業範囲、機能、優先度を定義して作り込むという、要件定義を伴うアジャイル型の開発です。ツールを利用することで、開発の生産性を向上させ、品質を作り込むことが可能になります。「GeneXus」によって、画面を数日以内に試作して見せることができます。

このように、JBCCは、単にITモダナイゼーションに必要なハードウェアとソフトウェアを提供するだけでなく、業務とシステムの可視化と開発作業の効率化など、お客様の自社開発体制をきめ細かく支援する体制を用意していますと講演をしめくくりました。

さいごに

セミナーの司会者がプログラムのすべてが終わったことを参加者に伝え終った時に、先のセッションで講演した板垣氏が再度登壇しました。IBM iの実機を使って、11万件のデータをコピーするというデモのためです。コピーコマンドを押した次の瞬間にはコピーが終了していました。「これがIBM iのパフォーマンスです。」と板垣氏。あまりの速さに会場は大いに沸きました。

【動画】これをみればIBM iのすごさが分かる!渾身のパフォーマンスをお届け!~永久保存版~
「IBM i徹底解剖」と題して さらばレガシー移行センター長 板垣氏が熱く語る!

第1章 なぜ i が選ばれるか
第2章 iと他社機の違い
第3章 単一レベル記録SLS
第4章 びっくりデモ
第5章 FSアーキテクチュアとPOWER-PC

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